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岩屋山 地蔵院庫裏 新築工事

山口市名田島にあります岩屋山地蔵院様の庫裏(※1)の新築工事。
元々あった平屋建ての庫裏を一度解体し、2階建ての庫裏を新たに建築いたしました。

※1庫裏とは寺院の僧侶の居住する場所、また寺内の時食を調える台所も兼ねる場合がある。現代では、その多くは僧侶の居住する場所をいうことが多い。

玄関や和室には施主様の希望もあり、元々あった既存の建物の欄間や書院の建材を再利用いたしました。2間続きの和室には茶室をイメージした床の間を施し、床柱には延寿の木を使用。また天井は竹網代が張られ、大黒柱には7寸角のひのきを使用。縁側には丸窓を設け落ち着いた雰囲気に…。玄関は葭製のオリジナル玄関収納や畳廊下。洗面所の手洗いにもこだわりを…。
リビングダイニングは奥様のこだわりが随所に詰め込まれた空間に仕上がりました。
「古民家風にしたかった」という施主様のご要望通り昔ながらの落ち着いた雰囲気あふれる伝統和と現代和が見事に融合したネオジャパニーズスタイルのお宅が完成いたしました。

【岩屋山地蔵院 紹介】

天平19年、(747)地蔵院は行基菩薩により創建されました。この地には最初、毎夜霊光が現れるということで、臨済宗の「長安寺」という名でお寺が創建されましたが、その後衰退し明治初年に防府の国分寺の塔中であった「地蔵院」を今の地「岩屋」に移し「岩屋山」と山号を改め真言宗の「岩屋山 地蔵院」となりました。ご本尊様は延命地蔵で24日のお地蔵様のご縁日には、たくさんの参拝者の方がいらっしゃいます。
 地蔵院は秋穂88ヶ所霊場の83番札所、山陽花霊場の6番札所となっております。
 境内には、人面岩と言われる巨岩が鎮座しており岩から下がる鎖を登ると岩の上には、お不動様が刻まれ、古くから行者岩とされ登拝行をされておりました。境内は、春には桜、桃、シャクナゲ、ボタン、ツツジ、アジサイとたくさんの花々が咲きます。夏は青々とした緑、秋は紅葉、四季折々の姿で心身を和ます癒しの寺として皆様に親しまれております。虫の声、風の音、水の音など自然からいただくパワーを感じに是非とも一度ご参拝下さいませ。

(岩屋山地蔵院ホームページ住職挨拶より)

住所:山口市名田島3483

電話番号:083-987-3044