この仕事に興味を持ったキッカケは何でしたか？
カタチの無いお客様のご要望を、カタチにしていくのが魅力。
もともとバイオテクノロジーの研究をしていましたが、試薬でアレルギーが出て働けなくなってしまい、次の仕事として軽い気持ちで建築営業を始めました。山を切り崩したマンションの計画に携わり、1年以内の短い工期と高度な施工技術を目の当たりにしたことで建築に興味を持つようになりました。
また、自分が戸建ての家を建てる際、いろんな建築会社の人と話をする機会があり、お客様の要望を聞いてカタチの無いものをカタチにしていくプロセスに魅力を感じ、建築士になろうと決意しました。当時は横浜に住んでいたので東京の学校に働きながら通いました。
『学業を優先していいよ』 が入社の決め手。
両親の体調が悪くなったのを機に山口に戻りましたが、学校が途中だったので山口から東京までしばらく通学することになりました。「成匠」に面接に来た際、学業を優先していいよと応援してくださったのが入社の決め手でした。当時はコロナの影響で飛行機の便数が減っており、学校が終わる時間帯に最終便がなかったので「1泊して翌朝帰ってくればいいよ」とまで言ってくださり、私の夢を会社で全面的に応援してくださる感じが本当に有難かったんです。「施工」のことで分からないことがあれば現場に行って教えてもらったり、実際に見せてもらったりとたくさん協力して頂きました。
あなたが担当している業務、仕事の内容を詳しく教えてください。
リフォームの現況図や改修図の作成・新築住宅の申請業務
家の設計は、お客様の細かな要望を拾い上げて１つの作品にしていく仕事。パズルのようにピースを組み合わせ、自分の知識を駆使して、お客様のご要望が実現する家を、構造的にもしっかり考えて作らなければなりません。最近はインスタグラムで見つけた写真を手に、要望を言われるので、私たちも想像を膨らませながら設計をしていく必要があります。
現在、修行中の身でございます。
通常は1週間程度で建物、平面図、立面図とお客様に提案する資料を作ります。私はまだまだ経験が浅いですが、将来的に私も1週間程度で作れるようにトレーニング中。営業スタッフがお客様からヒアリングした条件やご要望を、先輩と一緒に私も設計してみて、あとで先輩にチェックをしてもらっています。
この仕事をしていて、1番楽しい瞬間は何ですか？
家を建てるのは、人生の集大成。
以前はコーディネーターとして設計士の横に付き、お客様との打ち合わせに参加していましたが、コーディネーターも経験がなく分からないことだらけ。あるお客様の車が沖縄ナンバーだったのが気になり聞いてみたら自衛隊に勤務の方でした。ご主人と出会ったのが沖縄、お子さんが生まれたのも沖縄ということで、ご自身の中で「沖縄」を大切にされている方でした。そのお客様のご要望で、家の門にシーサーを飾りたいという話を聞いたとき、家を建てるというのはまさに人生そのものなんだなと。それまでの人生の集大成が家づくりという一大イベントなんだと感じました。お客様の一大イベントである家づくりに携わることができるこの仕事は、本当に貴重な経験だと感じています。
2ヶ月で具体的なカタチに。
「成匠」では、お客様との打ち合わせは「設計士＋コーディネーター」という2人1組で行い、契約締結後「はじめまして」から2ヶ月の間にお客様のニーズを引き出し、具体的なカタチにしていきます。以前勤めていた設計事務所はビルやマンションの建設が主で、こちら側からの提案が多かったのに対し、注文住宅である「成匠」の家づくりでは、お客様のご要望の方がはるかに多く、それをいかに聞き出すかが大切です。個人的にはこちらの仕事の方が楽しいと感じています。
仕事をする上での「目標」は何ですか？
プラスアルファの提案ができる設計士。
お客様の「こうしたい」という要望を実現するための知識と、実現が難しくても「それは難しいですが、こんなのはいかがでしょうか？」とプラスアルファの提案が出来る設計士になりたいです。
社長さんはどんな人ですか？
『学業を優先していいよ』 が入社の決め手。
基本的には優しい人だなと思いますが、経営者としての顔と、社員に職を失わせてはいけないという覚悟と責任感はすごく感じます。私たち社員だけではなく、お付き合いのある業者さんのことも考えていらっしゃると思うので、優しさと責任感はずば抜けてあるんじゃないかなと思います。 バレンタインデーに女子社員がチョコをあげると「これでお昼ご飯食べておいで」とホワイトデーにしっかり気遣いの効いたお返しをしてくださるので有難いなと思います。
趣味や、ハマっていることがあれば教えてください。
昔から韓国ドラマが大好き。
韓国ドラマの良さはドロドロ展開すぎるところ（笑）。女子をドキドキさせる要素と展開が魅力で、いつまでも夢を見れて幸せになれるので癒されています。 設計士の試験が終わるまでは休日でも試験勉強していましたが、横浜に住んでいた頃は大学生の子供とたくさんお出かけしていました。山口に戻ってからは両親と山口県内各所を回っています。高校卒業後すぐに山口を出たので地元のことを何にも知らなくて。先日、小学校の遠足以来で秋吉台の鍾乳洞に行ったんですけど大自然にすごく感動しました。
イベントが盛りだくさんの会社。
「成匠」はハロウィン（取材時）に限らずイベントをたくさんするんですよ。「新春」に始まり、「夏祭り」「クリスマス」など年に4、5回はイベントを開催します。また、「ちびっこ上棟式」「大工体験」のようなお子様向けのイベントも。本業以外でもボランティア活動など地域貢献につながることは社長がすごく意識しているんです。
最後に新しく入ってくる方に向けてメッセージをお願いします。
本当に明るく楽しい人が多い職場で、皆さん優しいから良い意味でも悪い意味でも友達みたいな感じになるんです。私の悩みも自分のことのように考えてくれたり、こんなことしたいって言ったら、どうすればそれが実現できるか真剣に考えてくれるので、仲間想いな面ではどんな会社にも負けません。私はずっと規模の大きな会社を経験してきましたが、こんなに仲がいい会社って普通はないんですよ。だから、最初は本音で言ってるのか、上っ面なのか分からなくて疑っていました（笑）。でも、皆さん心から楽しんで働いているし、駄目なものは駄目と言ってくれるし、真剣になって伝えてくださるのが本当に有難いなと思って。良い職場を見つけました。あとは若い人がたくさん入ってきてくれると嬉しいですね。
